アッシュカラーについてご紹介【用語説明】

どの業界にも業界用語なり、普段聞き慣れないことを何気に話してしまうものです。

【用語説明】シリーズでは、その言葉たちを解説して業界にいない方にも理解してもらう為の記事になります。

今回は
[アッシュカラー]について

ヘアカラーの色味の一つで

原色はやや青みがかった灰色になります。

直訳に当たる灰色は

ヘアカラーになるとグレイやモノトーンといった

無彩色の色になるので、カラーチャート上では少しイメージが変わってきます。

黒髪は明るくすると

赤みやオレンジみが出てしまい、透明感が非常に出しづらいですが

アッシュカラーはそれらの色素をくすませる事を目的に使用されるのが

一般的です。

ただし、赤みを抑えて柔らかい質感を出せますが、

寒色系の染料は粒子が大きく髪の内部に入りにくいため

他のカラー剤に比べ、色落ちが早いのも特徴です。

アッシュの持つ青みの反対色はオレンジですので

元々オレンジ系の髪色の方は一度のカラーリングでは

互いに打ち消しあってしまうためアッシュの色素が抜けてしまうと

またオレンジっぽく色落ちしてしまうことが多いです。

色持ちを良くしたり、より綺麗な発色を求める場合

毎回アッシュで染めることで色素量が増えていくので

色味を長く楽しむことが可能になります。

髪色が黒く太い髪や、硬くゴワゴワした髪質の方でも

アッシュカラーにすると柔らかく軽く見せる効果があるので、

女性らしい柔らかな質感が得られるのがメリットになります。