デジタルパーマについてご紹介【用語説明】
どの業界にも業界用語なり、普段聞き慣れないことを何気に話してしまうものです。
【用語説明】シリーズでは、その言葉たちを解説して業界にいない方にも理解してもらう為の記事になります。
今回は
[デジタルパーマ]について
デジタルパーマとは薬剤のみで行う通常のパーマに対し、更に専用の機器によって熱処理も加えるホットパーマの一種。熱によって形状記憶させて、コテ巻きのようなはっきりしたカールやウェーブが作れます。
メリットとして、
·形状記憶なのでカールがだれない。
·同じ熱処理を行う縮毛矯正やストレートパーマに通常のパーマはかからないが、デジタルパーマは上書きしてかける事が出来る。
·髪を濡らした状態は半ストレートのようになり、乾かすとパーマスタイルに戻るのでスタイリングの手間が少なくなる。
·熱で表面がしまり、コーティングされる為ハリコシや艶がでやすい。
一方でデメリットもあり、
·細かいウェーブはかけられない。
·根元付近にはかけられない。
·形状記憶の強さから、ブローしても少しクセが残るのでたまにストレートヘアを楽しみたい方には不向き。
·性質上落とすなら縮毛矯正をかけなければならない。
·髪が熱によって硬くなる為柔らかい仕上がりにはやや不向き。
などが挙げられます。
スタイリング方法についてですが、
基本的なやり方は、軽く濡らした状態に洗い流さないトリートメントをつけてから、手ぐしでとかしながら根元から徐々に乾かしていきます。
毛先が半乾きの状態になったら、指に軽めにくるくると巻きつけながら熱をあてます。巻いた状態だと中々完全に乾かないので、ある程度乾いたら手のひらで丸めながら熱をあてるとしっかり形が出来ます。
また、施術工程の中に薬剤の選定や熱の温度、巻きの大きさなど、抑えるべきポイントが多い為かける際はしっかりとカウンセリングや毛髪診断をされる事をオススメします。